![自然のランドスケープ](http://toyonoakari.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_3902-e1533445350126.jpg)
猪名川霊園に向かう道中には田園に囲まれた農道や大岩を豪快に下る滝などの自然のランドスケープが広がります。霊園近くの春日神社は石灯籠、狛犬、鳥居が田んぼの真ん中に存在し、そこから田んぼを真っ二つに割いた一直線のアプローチがとても格好いいランドスケープです。
![祈りの空間](http://toyonoakari.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_3883-e1533445330454.jpg)
デビッドチッパーフィールド氏設計の猪名川霊園を視察。灼熱の昼光とカラーコンクリートがイスラム圏にいるかの様な雰囲気を創出していました。カラーコンクリ―トはアドべの赤土の様な素材感で静寂の光と影を創出しますが、素材特性であるコンクリートの強度を生かし、大屋根600mm、外壁400mm、内壁200mmといった具合に構造体に近いほど厚みを増す近代建築でした。回り込ませる昼光の取り入れ方と反射率45%程度の程よい反射面は瞑想空間に相応しい優れた昼光デザインでした。
![伊賀の石灯籠](http://toyonoakari.com/wp-content/uploads/2018/07/IMG_3821-e1532866064747.jpg)
伊賀・史跡旧崇廣堂、やまほんで開催中の生活工芸展へ。やまほんの改修への手の入れ方はいつ見ても素晴らしく、原初的な素材感と風景を感じる事が出来る空間です。奈良→伊賀への道のりには、古の石灯籠が新緑の背景とのコントラストを描き、心奪われる風景が続きます。