大人になるとお金があったり、情報があったり、出来ることが多くなった気になります。そうした勘違いでブリコラージュ（『ありもの』で用足しをすること）をすることが減ってきています。子供のころは、工夫して手元にあるもので代用することを自然にしていた気がします。大人になってしまった自分がもう一度ブリコラージュを取り戻すには、工夫を楽しめる感覚を持つことだと思います。非合理的であることを楽しめる自分でありたいです。写真は京都の街角の一枚。
私も仕事でよく使う言葉にマトリックスというものがあります。古代インド人における語源は『マートリ』。いろんなものを受け入れる器、何かを受け入れながら変化する基盤という意味だそうです。異物を取り込みながら変化していくしなやかさ。マートリの様な感覚を身に付けられたら、どれだけ成長できるのでしょうか。不器用だけど少しずつ意識していきたいものです。写真は京都の街角の一枚。
原子力発電は危険だと漠然と考えてきました。ただ生活に欠かせない電力を効率よく生み出すものであり、それに携わる人たちも多くいるため、単に否定的な見解を持つことにも自信がありませんでした。最近少し理解できたことがあります。原子力は太陽の核エネルギーと同様のものであることがわかりました。太陽が地球の中にあるのだと思うと危険であることが感覚的に理解できました。地球外のエネルギーが地球にあるのだから。そういったものを発明できる人間はやはり凄いですが、だからこそ自粛していける知性も同時に必要である様な気がします。写真は帰省の合間に立ち寄った、バンコミュージアムです。