diary / 日記

低い暮らし

2014.10.26
低い暮らし

<河合寛次郎記念館>の一枚。民芸とは少し離れた話かもしれないが、古き日本のしつらえは全体的に低位置であることがよくわかる写真だ。低位置のシーンは必然的に動きの範囲が限られ、場の空気が集約していく。低い位置での暮しには、低照度・低色温度の光がよくなじみ、光の範囲も必然的に局所的になっていく。古き日本人の生活に、丁寧な慎ましさを感じるのは、しつらえやアクティビティの高さとも関係していると思う。


「暮しが仕事 仕事が暮し」、、、氏の言葉である。