日常のはなし
今日はお盆。ご先祖様の御霊が馬に乗って帰って来られる。帰りはゆっくりと牛に乗って帰って頂く。お墓の御参りをしたり、精霊馬を作りながら、”繋ぐ”ことについて考えました。子供もいなく、ずっと時間を共有している後輩などもいない私が、これから誰に何をどうやって繋いで行くのか、少しの間考えてみたいと思いました。
猪名川霊園に向かう道中には田園に囲まれた農道や大岩を豪快に下る滝などの自然のランドスケープが広がります。霊園近くの春日神社は石灯籠、狛犬、鳥居が田んぼの真ん中に存在し、そこから田んぼを真っ二つに割いた一直線のアプローチがとても格好いいランドスケープです。
伊賀・史跡旧崇廣堂、やまほんで開催中の生活工芸展へ。やまほんの改修への手の入れ方はいつ見ても素晴らしく、原初的な素材感と風景を感じる事が出来る空間です。奈良→伊賀への道のりには、古の石灯籠が新緑の背景とのコントラストを描き、心奪われる風景が続きます。