日常のはなし
南禅寺水路閣より蹴上インクラインを歩いた。京都では珍しいスケールの大きなランドスケープの道。魅力的な京都の風景のひとつ。
966年に性空上人により創建された円教寺。「円教」という寺号には、輪円具足を教えるという意味がある。円の形(輪円)は欠けたところがなく、徳において最も成就した状態を象徴していることから、自己を完成する道を教える寺という意味であるよう。完成には程遠いが、一周4Km程度の険しい山中を歩くと、まとわり付いた雑事がそぎ落とされ、自己と対面することが出来る様に感じる。物や情報が少なく、身体に程良い負荷が掛かる時間は自分の理を確認する非常に貴重な時間です。
何ごとも こころにかなう 山なれば これも 仏の えんぎょうじかな
私は旅するための英語しか使えないが、単語が分からない、ニュアンスがわからないということで、考えていることをコミュニケート出来ないことばかりだ。世界中の人の声をもっと聞いてみたい。言語を勉強しよう。