diary / 日記とお知らせ

アドべ

2014.01.21
アドべ

アトラス山脈を越える道程で出会ったアドべを用いた住居です。アドべは日本では馴染みの無い言葉ですが、世界的にみると広い範囲で用いられている有用な天然建材です。耐久性が強く、熱の吸収性に優れ、建物内部は涼しいままに保たれるため、暑くて乾いた気候に適しています。風土的なものの成立ちは必然であり、現代の”思考”が前提となっているデザインスキームに重要な気づきを与えてくれます。

青い街

2014.01.20
青い街

ギリシャやイタリア南部で見られる石灰の壁は、防水性や除菌に優れ、光が映えるとても優れた素材です。今回訪れたモロッコ シャウエンでは白壁が青壁となっています。ヨーロッパの歴史上、重要な運動である”レコンキスタ”の後、ユダヤ人がこの地に定住し要塞の白壁を青く一変させたそうです。青い反射光に包まれる体験は、大変不思議なものでした。