diary / 日記とお知らせ

久しぶりに訪れましたfeel art zero　にてW・ザイエール氏の絵画を観ました。同氏の作品を観るのは初めてでしたがとても惹かれる作品でした。幾通りもの白、線や塗りの規則性の無い表現、額縁のない絵画は、塗壁素材の様に内装的でもあり、古物の醸し出す存在感を持っている希有な絵画作品でした。

以前ブログでも掲載しました名古屋栄のすずらん灯。いつ見てもその存在感は素晴らしく、心地良く、時間と地域が作り上げた個性と相塗った欠かせないシンボルの光となっています。日本にはらしさをデザインする行為が非常に少ないと感じています。すずらん灯は、時間が作り上げて来たものを守り、現代の仕様に再生していく、理想的なデザイン行為です。

写真は東大寺の鐘楼の内部。この鐘楼は大鐘と呼ばれ毎晩20時にその鐘は打たれます。我が家のある北市からも20時になると大鐘の音が聞こえます。7年前親父と共に鐘の下でお茶を飲みました。7年ぶりにまた親父と来ました懐かしい大鐘です。