建築のはなし

人が感じていくもの

2017.10.26
人が感じていくもの新聞にはいつも”AI・IOTの文字”が載り、目にする度、私は憂鬱や不安を感じます。それは産業や職能の衰退とかそういう類のモノではなく、照明の仕事を通じて常に感じてきた灯という原始的情緒まで飲み込んでいく資本主義の恐ろしさに似ています。情緒や解析しきれない美意識、また人と人の間に起きる歪や奇跡、そういうものは時代を超えて人が生み出し感じて行くものである筈です。写真はルイスカーン・トレントンバスハウスのトップライトのスケッチ。

吹田スタジアム

2017.08.14
吹田スタジアムジュビロVSガンバを観戦。念願の吹田スタジアムへ。サンシーロの様にどの席からでもピッチの躍動感を感じる事が出来る。間違いなく日本有数のサッカー専用スタジアムです。ジュビロもいつかこんなスタジアムが持てたらいいね。

夜のメトロポリタン

2017.08.06
夜のメトロポリタンメトロポリタンの包み込む様な表裏一体の構造形状は、その空間の中心位置に発光体があると、とてつもなく大きな半セードの様な役割を果たします。縦の洞窟は屋上まで繋がり、横の洞窟は反対の表層まで繋がっているため、光が途中で途切れることなく、内面の光はひたすらにきれいなグラデーションを作ります。この建築に合った美しい光の表現でした。