建築のはなし

多摩美

2015.07.01
多摩美

母校武蔵野美術大学のプロジェクトを担当していた際も非常に気になっていた建築でしたが、今回ようやく多摩美術大学の図書館に行く事ができました。最大の特徴はアーチ型の構造。このアーチにより汎用的な建築で見られる壁や柱といった仕切りとなる構造物が無く、アーチをくぐっている間に空間が一つに繋がっていきます。まるで木々と森の関係性です。アンビエントライトとスタンドライト、カーテンによる昼光のコントロールは昨今の図書館施設における光の原型の様なものに感じます。

聖地

東京国際フォーラムは建築照明のデザインを志した頃から度々訪れている場所です。竣工から20年あまり経っても空間の鮮度は落ちる事無く。訪れる度に多くのことを学び、考えさせられます。迷っている時や辛い時、足を運びたくなる”聖地”とも言える建築です。

近代化への警鐘

2015.04.18
近代化への警鐘

豊島美術館と並ぶ、名作島美術館「犬島精錬所美術館」。2年ぶりの訪問。進化的であることと退廃的であることは切り取った時が違うが一つの線で繋がっていることを感じた。近代化への警鐘は、近代化無くしては無いということでしょう。照明と灯、文明と情緒、、、きっと一つの線で繋がってる。