日常のはなし

疎外マルクスの疎外という概念。仕事を通じて感じたことがある人も多いと思います。私も20代の頃この疎外に遭遇していました。自らの生産物が外化してしまい自身の労働が敵対した形になる。デザインの仕事が自分と敵対し、自身や社会の幸福と逆行してしまった時期がありました。それでは他社への贈与もままならないはずです。写真は法蓮町の野神の石。

秋の落とし物

2017.11.10
秋の落とし物一時帰宅の時、色づく佐保川へ。入院したころはTシャツで汗ばむ季節だったのに退院間近の今、ひんやりした晩秋の気配を感じます。四季のある国に生まれて、季節を感じる事が出来て幸せだと思う。いつもの風景が同じでないことに気付き、風景を楽しむことができる。

高齢化社会1

2017.11.04
高齢化社会1ここリハビリ病棟は手術病棟に比べ更に高齢者の方々が多く生活しています。奈良大和郡山という土地柄もあるかもしれませんが、入院患者の85%程度が75歳以上で驚くほどの高齢者率です。痴呆の方、介護が必要な方が多く、看護師の方も細かいところまではケア出来ないこともある様です。脚が悪い私でも出来る事はお手伝いする様にしています。普段の生活から離れ、本格的な高齢化社会を体感する貴重な毎日です。写真は数学者・岡潔氏によるスケッチ。