diary / 日記とお知らせ

お盆の新薬師寺

2018.08.14
お盆の新薬師寺新薬師寺は非常に心惹かれる華厳宗のお寺です。こじんまりとしたスケールですが、中央に大きな薬師如来坐像が安置され、周辺には力強い十二神将像が配されています。この十二神将の持つ、個々のエネルギーとレイアウトの妙は他に類を見ない見応えです。金堂開帳により現れた光に照らされた我折羅大将(いぬ)に背筋が伸びる思いでした。

精霊馬

2018.08.13
精霊馬今日はお盆。ご先祖様の御霊が馬に乗って帰って来られる。帰りはゆっくりと牛に乗って帰って頂く。お墓の御参りをしたり、精霊馬を作りながら、”繋ぐ”ことについて考えました。子供もいなく、ずっと時間を共有している後輩などもいない私が、これから誰に何をどうやって繋いで行くのか、少しの間考えてみたいと思いました。

藤森昭信展

2018.08.12
藤森昭信展藤森照信さんは、手でつくる建築の実物を示してくれた学生時代から大好きな建築家の一人です。今回、私の故郷にある氏の代表建築である秋野不矩美術館にて展示会が行われた。原初的な感覚で選択された土、木、藁を中心とした自然素材とそれに合う銅板や川砂、藤ござの表層への採用は、感覚と感性を思考から離さずに用いることで、建築を新しく作ることの正当性を表現している様に見える。ものづくりはやはり、何らか作るに正当なものでなければならない。そして、狭小空間で繰り返される考察が空間デザイナーとしての鍛錬とばかり、世界中で多くの茶室空間を生み出しているという行動力も素晴らしいものでした。