建築のはなし

祈りの空間

2018.08.04
祈りの空間デビッドチッパーフィールド氏設計の猪名川霊園を視察。灼熱の昼光とカラーコンクリートがイスラム圏にいるかの様な雰囲気を創出していました。カラーコンクリ―トはアドべの赤土の様な素材感で静寂の光と影を創出しますが、素材特性であるコンクリートの強度を生かし、大屋根600mm、外壁400mm、内壁200mmといった具合に構造体に近いほど厚みを増す近代建築でした。回り込ませる昼光の取り入れ方と反射率45%程度の程よい反射面は瞑想空間に相応しい優れた昼光デザインでした。

イサム・ノグチ

2018.07.22
イサム・ノグチイサム・ノグチ展へ。私にとってイサム・ノグチ最大の魅力は生活と環境の一体化を目指した活動思想にあります。”石の声を聞くと時間の凝縮を感じる”というイサム・ノグチの言葉は土や石がプリミティブで魅惑的であることは勿論、それらを含んだ庭やランドスケープが大地のエネルギーを帯びている表現であることを示している。何よりも大地に負けないイサム・ノグチのエネルギーがそういった活動を可能としているという事に、創造とエネルギーの比例関係を見る。

杉工場へ

2018.07.16
杉工場へうきは、杉工場へ。130年の歴史を感じる旧工場跡。いまはギャラリーとして使われているが、こういった場は時間の長さを吸収した圧倒的な空間の重さがある。木造建築の風化は日本の建築の固有性のひとつとして、美しく貴重なものであることを再認識する。