diary / 日記とお知らせ

藤田嗣治

2018.05.11
藤田嗣治藤田嗣治、後50年記念展へ。藤田嗣治さんにおいては、日本帰国時代の裸婦像や自画像で見られる日本画的墨線と乳白色の表現があまりにも有名ですが、聖児キリスト礼拝などに見られる宗教世界を独自の視点と技法(ビビットな差色、墨線、金背景、構図や首の傾き)で表現している第一期フランス時代の作品の素晴らしさに感嘆しました。

美を謳う

2018.05.06
美を謳う美を謳う展示の多いこと。受け手にとって美は学びであり、作り手にとって美は責任である。美を生業にする際は責任と探求が必要だということを最近よく考える。

低く狭い→高く広い

2018.05.06
低く狭い→高く広い谷村美術館へ。空間動線は低く狭い回廊から高く広い展示空間へと誘う。これはルイスバラガンがアルハンブラ宮殿から考察した空間意識と同様のものだと思う。奥から、天からにじみ出る光が、空間の豊かさとなる。有機的な反射面と光の食いつきの良い白い左官壁に村野藤吾さんの狙いへの徹底を感じる。