diary / 日記とお知らせ
お盆は奈良で一番燈火が似合う時。私達が扱う光という素材は、機能や表現を超えて、祈りや魂と繋がっていきます。いつの時も人々の心には燈火が宿ります。
写真は東大寺南大門、阿行像の左足。普段足元を見ることは少ないが、飢餓を踏みつけることなく大地を力強く踏む雄大な踏み足でした。漢、阿形像。
東大寺南大門はその門に一体何人の人を通して来たのでしょう。種に染まっていた門も今は茶色に朽ち果てている。きっとこの世の中の幾つもの諸行無常を見てきたことでしょう。