光のはなし

夜侍

日本最古の石燈籠。当麻曼荼羅で有名な当麻寺にあります。石造りの部分は当時のもので、宝珠(頭の部分)もかなり風化し丸みを帯びています。八角錐の形状であったと推測されます。火袋も当初は石造。欠失し現在は木製となっています。火袋の二十六夜は夜待の形と言われていますが、まさに灯篭に相応しい象形ですね。

粒のひかり

2014.08.08
粒のひかり

ホキ美術館は、建築照明業界で非常に高く評価されているプロジェクトです。低ワット多光源を採用し、あらゆるモチーフに対しきめ細かな照射方向からモデリングできる照明手法は、既存の美術館照明では見る事の出来ない照明手法です。ここまで理想を貫いた照明手法が採用されることはとても革新的で勇気づけられる出来事です。

二子玉

2014.07.07
二子玉

タイミング良く、二子玉ライズを訪れる事が出来た。著名な建築照明プロジェクトであるが、ミラー照明、光のモニュメントを始めとし、エスカレータのアップライトやブリッチの鉛直面照明などあらゆる箇所で汎用的な照明手法を用いずることなく、細部にまでユニークなデザインが施されていることが分かる。圧倒的なデザインワークに感嘆する夜であった。