diary / 日記とお知らせ

円空仏は全国に5300体以上が確認され、円空は生涯で約12万体を彫刻したと推測されている。12万体という制作数を生み出した強い心道。少ない手数で見る者を引き込む技術。皆が惹かれる仏様であるわけです。迷わず道を行くことは、とてもシンプルでとても難しいこと。道は、それを成し得た後、道となって現れてくる。

柳井縞の染料を用いて作られた金魚の提灯が街中を照らし、町おこしとして開催は20回を越える。ユニークなモチーフではありますが、赤と白の透過光の差や有機的なヒレに掛かる光が、なかなか幻想的な光の造形となっています。提灯と金魚、日本の祭りを感じる素敵な組み合わせです。因みに奈良県大和郡山市は金魚のまち。金魚ちょうちんに負けない妖艶で元気な金魚達に出会えます。

母校武蔵野美術大学のプロジェクトを担当していた際も非常に気になっていた建築でしたが、今回ようやく多摩美術大学の図書館に行く事ができました。最大の特徴はアーチ型の構造。このアーチにより汎用的な建築で見られる壁や柱といった仕切りとなる構造物が無く、アーチをくぐっている間に空間が一つに繋がっていきます。まるで木々と森の関係性です。アンビエントライトとスタンドライト、カーテンによる昼光のコントロールは昨今の図書館施設における光の原型の様なものに感じます。