建築のはなし

白の建築

2016.03.15
白の建築

念願の青森県立美術館を訪れた。冬の美術館は想像を超える白の建築・雪の建築だった。雪と混ざり合うような白い壁面が幻想的な風景の一部となり、青森の冬の風景美を象徴している。レンガ上に塗られ、朽ちている白い塗料が洋の古城を思わせる素材感となっており、日本であまり見ることの出来ない空気を創出している。非常に秀逸な建築作品だった。

開かれた美術館

2016.03.13
開かれた美術館

西沢立衛氏設計の十和田市現代美術館。感嘆の豊島美術館とは違い、開かれた街の中の美術館であった。閉館後には、高橋匡太氏の光のインスタレーションが、光のリサーチに華やかな時間を添えてくれた。建築スケールで毎晩外部から楽しめる光のインスタレーションというのは結構珍しい。私は俄然、cafecube内のスーパーアンビエントライトに興奮してしまうが・・・。

京都駅

2016.01.16
京都駅

<京都駅>1997年原広司さん設計。日頃、奈良-東京の移動が多く京都駅には本当にお世話になっている。コンコースのアトリウムの大きさ、細かいディテール、色彩の集合などを漠然と見上げて利用していたが、今回初めて大階段の頂点まで登ってみた。空中廊下や浮島の様な場所。全てを包むようなダイナミックなトラス屋根。空中にはまた別の世界があり、改めて感動しました。