建築のはなし

平成知新館2

2015.11.21
平成知新館2

<京都国立博物館平成知新館>の夜の風景。ホワイエ空間への昼光のコントロールのために窓面には拡散効果のあるフィルムが採用されている。フィルムは夜間、逆に室内の光を柔らかな光壁の様にコントロールし、水面への映り込みも手伝って行灯の様な光のスクリーンを構築している。平成知新館では、昼夜全く別の美しい景色を見る事が出来る。

石州瓦屋根の建築

2015.11.02
石州瓦屋根の建築

出雲の町に出ると独特の赤褐色の屋根瓦を持った集落を目にする事ができる。欧州旧市街の赤レンガの様に、遠景の景観美を感じる美しい色です。写真は「島根県芸術文化センター」。このスケールの建築が石州瓦で覆われている姿は圧巻。地域素材が建築と成る納まり、、、内藤さんの建築は温かく、綺麗で、丈夫です。壮大な建築物語。

大社文化プレイス

2015.11.01
大社文化プレイス

伊東豊雄さん設計の建築施設。社会人になりたての時、私の師が照明計画をしていたプロジェクトでもあります。12年の時を経て、今回訪れる事ができた。当時はドキュメントを見ても何だかよくわからないことだらけでしたが、アップ&ダウンの照明手法、タイムシーケンス、、、鮮明に甦ってきました。真面目な建築と真面目な照明、、、ちゃんと自分の記憶と血になっていると実感した。