光のはなし

伊東豊雄さん設計の建築施設。社会人になりたての時、私の師が照明計画をしていたプロジェクトでもあります。12年の時を経て、今回訪れる事ができた。当時はドキュメントを見ても何だかよくわからないことだらけでしたが、アップ&ダウンの照明手法、タイムシーケンス、、、鮮明に甦ってきました。真面目な建築と真面目な照明、、、ちゃんと自分の記憶と血になっていると実感した。

ただ、夕日が見えるだけじゃないんです。夕日が迫ってくる。大気がオレンジ一色に染まってしまう。<宍道湖と島根県立美術館>一見の価値ありです。

香港のmetroの各駅は光の扱いがうまい。駅それぞれで固有なデザインとなっているが、トラフタイプの器具をインダイレクト手法で用いているものが多く、サイン計画や天井の形態・色彩計画とうまく融合している。色温度も3000K~5000Kまで様々の固有性があり、照明の雰囲気でそこが何駅かわかるほどだ。日本のホーム照明は安心・安全・省エネの観点ばかりで、重要視すべきである公共の場での光の扱いがよくないことを痛感する。移動の場をもっと艶やかにしていきたい。